私は父、母、2歳年下の弟の四人家族でした。現在、父は本年1月他界、母は存命(89才)、私(52才)と弟(50才)は双方結婚しており、母親とは別居しています。しんどいのは、家族が集まった際に出てくる、父と弟からの私に対する攻撃、母の何事も悪く考える妄想と虚言癖と周囲を自分の思い通りに動かしたい支配欲です。3人に共通するのは”謝らない、間違っているのは他人”という考え方です。
 あまりにも私と他の家族との考え方が異なるので、母と弟から距離をおきたいと考えています。家族とはいえ、このままですと私自身が精神的にまいってしまいます。加えて、この方法以外見当たりませんでした。アドバイスいただければ幸いです。
 以下にご参考として、父、弟、母について記載します。

1.父と弟:父の次男コンプレックスを、弟は忠実に引き継いだようです。
 父は次男で、長男に対して対抗心が強く、弟に対して”兄貴に負けるな”と常に言っておりました。これが行き過ぎているところがあり、私との兄弟げんかで負けた弟が父に泣きつくと、必ず父は理由を聞くまでもなく私に弟に謝れと言い、それでも私が反抗すると、ひどいときには羽交い絞めにして弟に”殴れ”と言ったこともあります。将棋やトランプなどでも、私が弟に勝つと”兄貴の癖に負けてやれなとは情けない”と言い、弟が必ず勝つようになっていました。それからというもの、将棋やトランプは全敗、けんかはしなくなりました。今して思えば、私が負けると父と弟が喜び自分自身も謝らなくてもよいし、けんか自体しなければ屈辱的なことはないので、現実逃避していたのでしょう。
 小学校の頃、弟は私より成績がよく、周囲から私は”○○の兄貴”と呼ばれていました。ところが、中学に入って弟は伸び悩みました。ここが転機の始まりです。弟は、私よりもランクの低い高校に入学することになりました。その後、弟は兄に勝てなかったとなり、父は私に弟の耳に入るように”偉い高校に入ったらかといって偉そうにするな”とよく言われていました。続いて大学では、弟の学校から入れない学校に私が合格しました。その際も、おめでとうではなく、”偉そうにするな”でした。その後、弟は私の入った大学より低いランクの学校に合格しました。その際、父は弟に”おめでとうこれで兄貴と一緒だ!”と言っていました。弟の大学入学後、弟から私を馬鹿にしたような言葉(ええ大学入ってもあかんなぁ~)しか言わなくなりました。就職も、私は独自で探しましたが、弟はどこにも受からず父の口添えでなんとか就職できた次第です。そのせいか、就職してからも父は私に対して”弟に比べお前の仕事はしょうもない”と言い続けていました。
 私はというと、大学に入ってからは嫌味を言われても、叱責されても、聞き流して相手にしませんでした。相手にすると私が彼らに”あなた方は偉い、なんでもいうことを聞くから許してください”と言うまで攻撃を繰り返すからです。これも二人には気に入らなかったのですが。
 この関係が父の死後も続いております。母の介護で私と弟で方針が異なり、対立しています。
  弟:母の要望をすべてかなえるためにあらゆる犠牲を払う
  私:できることはするが、できないことは断る
私の意見を弟は一切聞き入れない状況です。こちらが断ると何度も”謝れ!”と言ってきていました。あまりにもしつこいし他人の意見を認めようとしないし、弟家族にも負担がかかっていたし、私自身ノイローゼになりそうだったので、弟が冷静になり他人の意見に耳を傾ける余裕がでるまで一切無視しております。まだまだ弟はある意味”熱い”ので、当分時間がかかるようですが。

2.母:アダルトチルドレン状態と思います
 話すことは、その場にいない人の悪口。その悪口も、事実とは異なることばかりで、自分の妄想が現実になったと錯覚しています。また、自分がちやほやされないと癇癪をおこし、ちやほやされるまで周囲を振り回します。私ができないことを断るので、”親不孝者!籍を抜け!親の面倒を見るために育てたのに、かかった金を返せ!”と、断るごとに何度も言われています。また、”すぐに来い”と電話で呼び出しておきながら、行ってみると”電話してない”と言いだすことも多々ありました。逆に、たまたま留守にしていただけなのに、”何回電話しても出ない不届き者”と言うこともあります。痴呆症の予兆かとも思えますが、40年ぐらい前からずっと続いているので、精神の病ではないかとも考えています。
 これらが上記弟の考えと同調し、できないことを断る私に対して、母を通じて弟は私を攻撃してきています。先日も、二人で話をして弟の近所に引っ越すことを、私に何の相談もなく決めていました。

 母の年齢を考えると、母が変わるとは思えません。弟は社会的地位もあるので冷静になれば理解できると思いましたが、子供のころのトラウマがあるようで、変わるとは思えません。二人が変わらないので、距離を置くほうがよいと考えた次第です。
以上